【ストーリー】ザ・ゴールデン2018黒猫の魔法使い編
(※架空/二次SS) クエス=アリアス
【ザ・ゴールデン2018黒猫の魔法使い編】
平和だ。
外はしとしとと眠気を誘うような小雨が降っている。
今日はギルドからの依頼もない。
宿屋でゆっくりのんびりするつもりだ。
せっかくの休みに雨なんて…と思ったが、たまにはこういう休日も悪くない。
特に最近は月に2回はドタバタしていた気がする。
加えて以前の今頃は、変なマスクの男に絡まれ、何故か笑っているポッドを追いかけたりと、
クエス=アリアス中を駆けずりまわって忙しなかった様な気もしてきた。
ウィズ「…今回のテーマは休暇にゃ、ストーリーもないしキミも休むにゃ~」
なんのこと?と思ったが、単なる寝言に意味はないだろう。
君の横には、既にゆっくりのんびりを体現しているウィズがいた。
猫らしからぬ大の字で寝ている師匠の腹を撫でるのを我慢し、窓の外を見る。
優しく包み込んでくれるような雨はまだ降り続いていた。